日本のグレー文化について。
日本人て違う話をごっちゃにして考える国民性がある。
何でやろ?と思ってたけど、
これ実は元々の日本人の気質によるものやな。
ワビサビとかも含めて、
日本は古来より「物事をわざとはっきりさせない」という文化を持つ。
グレーな文化。
昔の日本人は曖昧にしておくことで、
お互い遠慮し合う、相手を立てる、という文化が同時にあったので美徳として存在出来た部分がある。
現代においてはこのグレーをわざと作るという文化が悪い方に転じてる気がする。
グレーにして答えを避けようとする。
ハッキリした線引きをしないから結果何についてのことなのか自体が曖昧になる。
そして、
よく似た言葉、よく似たニュアンスが勘違いされたまま同時に使われる。
そもそも線引き自体されてないから誰も疑問に思わずに違うことが同じことのように認識されだす。
ある一定数が勘違いを正解と認識すると社会にとってはそれが正解になる。
不正解が正解になると誰も正解がわからなくなる。
普通はここで不具合が生じるはずなので修正される方向に動くのだが、
そもそもが曖昧にしたい文化なのでその辺も曖昧になったまま進んでいく。
加えて、
どういうわけか現代の日本人は、会話でもテキストでも、
行間というものを全く読めない人が多い。
ワビサビの文化って本来この「行間を読む」ということで補完されて成立されてたと思うんだよね。
疑問に思う、というプロセスを経験しないからそもそも疑問に思うことがない。
そんな悪循環の只中にいるねぇ。